キラキラ/aiko
キラキラ/aiko
2005年8月3日に発売されたシングル。
シングルとしては18作目、aikoがデビューして7年目?くらいの作品。
個人的にもっと初期の作品だと思っていたから驚いた。
この曲、最初に聴いて思ったのは、"彼氏に対して超絶一途な女の話"
"待ってるねいつまでも"
"あたしはこうしてずっとここを離れずにいる"
"風になってでもあなたを待ってる"
等々、すっごい待ってるんですよね、彼女は。
どんだけ待つんだよ、一途すぎるだろ、と。
この曲って、簡単にいうと 失恋の歌 じゃないですか(たぶん)、なのにあんなアップテンポで軽快で、明るいメロディーなんですよ。そこがわたしの最高に気持ちよく感じるポイントなんですよ。待っても待っても来ない彼氏のことを歌っているのに、その彼氏は来ない。曲を聴かずに歌詞を読めば"せつない、悲しい"って分かるのにメロディーに乗せて流れてくるとそれがわからない。歌詞をちゃんと読んだときに、"え、これめっちゃせつない話じゃん!!!"ってなるんですよ(わたしはなりました)それに気づいたときに鳥肌たちましたよ。そういう曲って良くないですか?わたしは大好物なんですよ。せつない歌詞をあえて明るいメロディーにのせて歌うということが、たまらなく素敵で凄いなあ、音楽でしか表現出来ないことだなあとわたしは思っています。
音楽プロデューサーの小林武史さんが何かの番組で、"せつないが気持ち良い" という発言をしていて、"わかる、超絶わかるよ小林さん、そうなんだよ、せつないのに気持ち良いんだよ"と自分でも自覚するようになってからますますそういった音楽を聴くのが至福のひとときになりました。